彩り野菜とだし香るカレーつけそうめん

彩り野菜とだし香るカレーつけそうめん

6月号は「7月の七夕」です。

 七夕の行事食はそうめん。意外に知られていませんが、千年も前から七夕の行事食となっていました。節供に旬のものを食べ、邪気を祓ったり無病息災を願ったりする風習がたくさんありますが、夏においしいそうめんもそのひとつ。暑さで食欲が減退するこの時期にぴったりで、天の川や織姫の織り糸に見立てることもできます。そうめんのルーツは、中国伝来の「索餅」(さくべい)という小麦粉料理だといわれています。索には“縄をなう”という意味があり、縄のようにあんだ小麦粉のお菓子のようなものだと考えられています。「7月7日に索餅を食べると1年間無病息災で過ごせる」という伝説があり、奈良時代に索餅が日本に伝えられると、麦の収穫期に麦餅を作る風習とともに宮中行事に取り入れられ、一般にも広がっていきました。やがて、索餅はそうめんへと変化し、七夕にそうめんを食べるという説もあります。

材料

【カレーつけだれ】
● だし汁 … 360㏄
● みりん … 大さじ4
● 薄口醤油  … 大さじ3
● カレー粉 … 大さじ1
(カレールーなら1/2弱かけ)

そうめん  … 4束
【トッピング】 …
● かぼちゃ … 50g
(スライス4枚)
● なす  … 1/2本
● パプリカ(赤・黄
    … それぞれ1/4個
● オクラ  … 2本
● むきえび … 6尾
● 刻みのり … 適量
● 刻みねぎ … 適量
● 揚げ油 … 適量
● 塩 … 適量
作り方
.ナスは茶千切り、かぼちゃはスライス、パプリカはひと口大に切る。オクラはヘタとガクの部分を切り取り、表面のうぶ毛を塩でこすりながら取る。

.オクラとむきえびをそれぞれ茹でて、粗熱をとり、水気を取っておく。
オクラはガクとしっぽの部分を切り落し、2~3mmの小口切りにする。
.カレーつけだれの材料を入れ、少しとろみが出るまで煮る。
.鍋の底から3cm程の高さの揚げ油を注ぎ180℃に熱し、ナス・かぼちゃ・パプリカを3分ほど揚げ、油を切る。
.鍋にお湯を沸騰させてそうめんをバラバラと散らばるように入れ、1分30秒~2分強火でゆでる。ゆで上がったらザルに取り流水でしっかりと洗い、水気を切る。
.器にそうめんを盛り付け、素揚げした野菜とえび、オクラをトッピングし、刻みのりを添える。別の器につけだれと刻みねぎを入れて完成!

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